As I Like it

気の向くままに飛んでいく

ミュージカル『黒執事』-地に燃えるリコリス2015- について語る

 

今回は大好きな作品、ミュージカル黒執事の中でも私が初めて見た作品について書いていこうと思います。

 

この作品がきっかけで私はミュージカル作品が大好きになったと言っても過言ではありません。

初めて見たのはもうそれこそ5年前なので新鮮味のないレポになるかもしれませんが笑

 

 

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 公演概要

ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス2015-

公演期間: 2015年11月7日〜12月27日

劇場: 梅田芸術劇場(大阪)、名取市文化会館(宮城)、赤坂ACTシアター(東京)、キャナルシティー劇場(福岡)、藝海劇院(上海)、北京展覧館劇場(北京)、深圳保利劇院(深圳)

原作: 枢やな

演出: 毛利亘宏

脚本:井関佳子

 

↓公式サイト

2015.namashitsuji.jp

 

キャスト

セバスチャン・ミカエリス: 古川雄大

シエル・ファントムハイヴ: 福崎那由多

グレル・サトクリフ: 植原卓也

チャールズ・グレイ: 矢田悠祐

チャールズ・フィップス: 広瀬友祐

ウィリアム・T・スピアーズ: 輝馬

ドルイット子爵: 佐々木喜英

バルドロイ: 鷲尾昇

フィニアン: 河原田巧也

メイリン: 坂田しおり

フレッド・アバーライン: 高木俊

シャープ・ハンクス: 寺山武志

葬儀屋: 和泉宗兵

劉: 荒木宏文

マダム・レッド: AKANE LIV                                                                    (敬称略)

 

 

↓ダイジェスト映像

youtu.be

 

全体感想

 

ネタバレ注意

 

 

本当にこの作品が大好きなんです...曲よし演出よしクオリティー良しの完璧なミュージカルだなとつくづく思います。

 

まずこの物語のお原作が好きなので、お話が最高なのはもちろんなのですが、クセの強いキャラクターたちを見事に再現できるキャストの方々凄すぎます。後々東宝ミュージカルに出演なさる方がたくさん出演なさってますし、歌唱力本当に高い。

後このミュージカルはメインさん以外にもアンサンブルさんたちのレベルがやばい、ダンスキレッキレ。まるで帝劇ミュージカル。

曲も素晴らしいんですが、とっても難しい曲が多くてこれをそれなりの人が歌ったら事故るんだろうな…っていう曲ばかりです。それをなんなく歌い上げるキャスト陣…すごい…

あと声がアニメの声優さんにそっくりすぎる再現度S級。特にドルイット、グレル、アンダーテイカーあたり本人。

グランドミュージカルにあまり出ることの無い2.5次元界の実力者(単純な演技力歌唱力も高いけどそれより寄せる力が特出して高い)とグランドミュージカル常連さん達のコラボが見られるっていうのもこの黒執事の魅力の一つだなって思います。

 

あと演出も好きなんです。プロジェクションマッピングをうまーく使っていて、全ての背景をそれに頼る訳ではなくここぞという時に出してくるのがずるいです。*1シネマティックレコードの演出が本当に素敵。シネマティックレコードのシーンは毎回曲のフレーズが一緒で、曲と一緒にシネマティックレコードという名の回想シーンに綺麗に持っていくんです。好き。

あと照明!!セバスがものすごいスピードで捕まったシエルの周りにいる人間を倒していくシーンで、そこはセバスの悪魔らしさを強調したシーンだと思うんですけど、殴る音が始まる直前に一瞬セバスだけにピンスポ当てて直後に真っ暗にするんです…悪魔…!!

あと1幕終わりのキャスト全員がランタン持って曲に合わせて同じタイミングで持ち上げる→消える。って言うのがオシャレすぎる。

マジックの仕組みが今だにわからない。

 

初演再演どっちが好きか問題。何曲か初演の方が良かったなーという曲もあるのですがそれ以外は私は再演のほうが好きです。

 

とにかく普通にミュージカルとしてもクオリティが高い、そして2.5次元ミュージカルとして見ても再現率の高い、素晴らしいミュージカルです。

 

 

個々の感想(一部)

 

セバスチャン・ミカエリス: 古川雄大さん

→このミュージカルを見て、私はミュージカル俳優さんの中で1番この人の歌声が好きだな、と思ったのがこのミュージカル。そして古川さんの過去の役の中でも今でもトップに入るくらい好きな役。あのスタイルでスワローテイル着るのずるい。初代の松下セバスも映像で見たのですが、松下セバスは割と人間っぽいところがあったのに対し、古川セバスは悪魔っぽさを出すときの野獣感がすごい...松下セバスも松下セバスで好きだったのですが、古川セバスを見たときのあの衝撃は忘れられません...

 

古川さんの歌っているミュージカル楽曲を結構な数聞いてきてきたのですが、ミュージカル黒執事シリーズの楽曲はその中でもトップレベルで歌いづらいのではないかな、と勝手に思っています。音の移動が激しすぎる。あれを見事に歌いこなす姿は本当にかっこいいです。

 

あとダンスができるからでしょうか、アクションが本当に綺麗。まるで踊ってるかのよう。 

 

グレル・サトクリフ: 植原卓也さん

→本当に似てる。本人レベル。声が似ているというだけでなく無駄に動きがうるさいところまでそっくり。ものすごく研究されたんだろうなーと感動しました。そしてダンスがキレッキレ。男性が履くには高いヒールを死神の状態の時は常に履いているのにあのダンス、アクション。尊敬です。

後歌も。あの独特な話し方のまま歌うので相当喉に負担がかかると思うのですが、一切歌声に乱れがない、すごい。(後からご本人の素の歌声を聞いたのですが素の歌声からグレルに似てるんですね笑 ちょっと安心笑)

マダムレッドに愛想を尽かした瞬間の変わり方がすごい、あとカテコのマダムとの繋がりが胸熱。

一生この人にグレルをやってもらいたい!と思うような素敵なグレルです。

 

 

ウィリアム・T・スピアーズ: 輝馬さん

→2日連続登場の輝馬さん笑(前記事参照) この人メガネの奥の目死んでて良いなと気づいたのがこの作品。2幕の後半に15分程度でて終わりなんですがめちゃくちゃなインパク*2です。

セリフとか声はあまりにアニメに寄せてない印象なのですがめちゃくちゃしっくりくる。「まっっったく」の言い方が本当に嫌そうで好きです笑

ウィルのソロ曲に関してはウィル、セバス、グレルの3人しかメインが出ていないので足長王決定戦決勝みたいになっていていつも足ばかり見てしまいます😂

(こんなレポで良いのか…?)

 

 

ドルイット子爵:佐々木喜英さん

→伝説のこしゃく笑 本当にすごいと思います。声とかどうなってるんでしょうか笑 ドルイット子爵って個人的にあのヘンテコなキャラクター像がないとやってること結構えぐいのでただの極悪人になりかねないと思うのですが、それをまるで悪意のないかのように、楽しそーに自分の道を突っ走る、それがドルイットだと思ってます笑 それをほんとに見事に再現してて(というかちょっと誇張してオリジナリティ出してる)さすがすぎます😂 

 

駒鳥ちゃんと出会うところのシーン、だいぶアンサンブルさんにぶつかり殴られしっちゃかめっちゃかやってるのですが、ぶたれた時の倒れ方…!綺麗にスーッとブリッジの潰れたバージョンみたいな形に手を使わずなるんです。どんな体幹してるの!?

 

他にもだいたいセリフうるさい(褒めてる)、動きもうるさい(褒めてる)、顔もうるさい顔文字みたい(褒めてる( °Д°)こーゆー顔する)、ほんと最高だと思います2.5次元界にとって書かせない存在ですね。

 

 

葬儀屋アンダーテイカー:和泉宗兵さん

→この方ももはやご本人。本当にいい声されてますね…そんなに出るシーンが沢山ある訳では無いのですが、インパクトは絶大です。

1番印象的だったのがカテコの歌唱。音程が途中でぐっと上がって最後にまたぐんと下がるんです。それを強弱をつけながら綺麗に歌ってらして、まさにアンダーテイカーって感じのするメロディーと歌い方でした。

グレルと並んで一生変わって欲しくないキャストさん。(まぁ基本全員一生やり続けて欲しいくらいハマってるんですけど)

 

 

 

マダム・レッド: AKANE LIVさん

→めちゃくちゃ綺麗。そして歌唱力はさすが元宝塚の方と言った感じ。マダムレッドって実在するんだ...マダムレッドの人生、苦悩、シエルへの愛みたいなのがひしひしと伝わってきて初めて見た時は号泣、今でも見る度に涙が出てきてしまいます…

本当にこの方がマダムレッドでよかったです。黒執事の話って犯人役の方によって割と全体のクオリティーが左右される印象があるのですが、この作品はこの方によって確実にクオリティーが上がっていると思います。

 素敵すぎる。

 

 

その他のキャスト少しずつ

・シエル、初演から声が低くなって前回の曲が前回のキーで歌えなくなってしまったのかメロディーが変わっていたのですが、初演と再演のメロディー合わせるといい感じにハモれた(気がする)。面白い。

・ドルイットに絡まれたときのシエルの反応が面白い &かわいい

・矢田ちゃんのチャールズグレイめちゃくちゃ言い方がチャラい笑 そして歌がうまい。メインの曲が一曲しかないのが惜しいくらいじっと聞いていたい。

・広瀬さんも本当に歌がうまいWチャールズの曲もう一曲増やしません?笑 そしてギャグ線が高い、絶妙にキャラが崩れないギリギリのところでふざけてくれる笑

・Wチャールズの身長差が原作。

・3人組が出てくると重苦しい空気が一気に明るくなる。大好き。必要不可欠。

・アバハンいつもありがとう(?)、ドルイットとのシーンが本当に好き笑

・劉の表面上の明るさ、馬鹿さと事件を面白がる感じの表現がすごい荒木さん

 

以上です。

 

 

まとめ

 

本当はもっと書きたいことがあるはずなのにうまく言葉にまとめられませんでした😅

グランドミュージカルが好きな方も、2,5次元ミュージカルが好きな方もきっと楽しめる本当に素敵な作品なのでぜひ見てみてください。

 

 

ミュージカル黒執事-地に燃えるリコリス2015- [DVD]
 

 

*1:個人的に黒執事プロジェクションマッピングの真骨頂は最新作だと思ってるのでこちらもぜひ

*2:このためにずっと楽屋待機してるのかなーって想像すると微笑ましい笑

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』風間千景 篇 を見たら沼だった

前回の記事で書いたように、この作品を映像で見て衝撃を受けたので語りたいと思います。

 

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公演概要

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』風間千景 篇

公演期間: 2019年4月5日〜21日

劇場: 日本青年館ホール、京都劇場

原作: オトメイト

演出: 西田大輔

脚本: 毛利亘宏

主催: マーベラス

 

↓公式サイト

www.marv.jp

 

キャスト

風間千景: 中河内雅貴

雪村千鶴:本西彩希帆

土方歳三:和田雅成

沖田総司:山﨑晶吾

斎藤一: 赤澤燈

藤堂平助樋口裕太

原田左之助: 水石亜飛夢

近藤勇: 井俣太良

山南敬助: 輝馬

永倉新八: 岸本勇太

山崎烝: 椎名鯛造

天霧九寿: 兼崎健太郎

不知火匡: 末野卓磨

雪村綱道: 河本裕之                    ( 敬称略)

 

 

 

鑑賞しようと思ったきっかけ

もともと今年公演予定だった最新作を観劇する予定でした。なので予習も込みだったのですが、そのほかにも

 

新撰組好き

・主演中河内雅貴!これは絶対良いやつ

・知っているキャストさんだいたい歌上手い印象*1

・ミュージカル好き

・日本史もののミュージカル見たことないしこのキャストなら結構歌唱力も安心できるのでは?

 

と言う感じでミュージカル薄桜鬼の中でも色々私のみたいものの条件が揃っているのがこちらの作品でした。結果沼りましたね😂

 

↓一応DVDのリンクを

 

 

 

全体感想

ネタバレ注意

 

 

いや何これ、クオリティー高っ...2.5次元ミュージカルと括られる作品の中でここまで曲数が多いのに苦痛じゃない、むしろ心地よかったミュージカル作品はミュージカル『黒執事』シリーズ以来でした...

(実は生執事オタクです。ここで語ると長くなるのでまた別に記事出します)

ここまで曲数が多いとは思っていませんでした。1キャラクターにつき1曲、メインキャラはもう何曲か、程度だと思っていたらほぼ歌っていました笑 ですが、誰一人として聞いていられない歌唱力の人がいなかったと言うのもすごいですね。*2 特に上手い!と思ったのはやはり中河内さんと輝馬さんでした。この二人の歌はもはや永遠に聴いていたい。

 

また、いわゆる悪役である風間千景に焦点を当て、そちら側から見ると風間にも風間の正義がある。みたいなストーリー胸熱ですね...私が良いなと思う俳優さんたちはみんな悪役やりがちで、それきっかけで悪役の視点に立ってこの人がなぜ「悪役」になったのか、と言うことを考えるのが好きになってしまったのですが、そう言う点でこのストーリーは最高でした。別に風間そんな悪くないじゃん!笑

好きだなーと思う舞台の脚本が後から調べるとだいたい毛利さんか末満さんなのですが今回も後から調べたら毛利さんでした笑 乙女ゲーム原作で女の子を出してここまでうまくまとまるってすごいですね...

 

また、ひらひらと落ちる桜の花びらの演出も素敵でした。「まるで桜のように儚く散りゆく正義に生きた武士たち」というのを言葉なしに表現する(セリフで言ってたかな?言ってたらすみません)、なんてお洒落なんだろう...

後最後のセリフ!なんなんあれ!?急にキュンとさせるな千景さん!そしてその後千鶴ちゃんが何か言う前に幕下ろすのが最高!!!

って言うのの他にも(笑)伝えたいであろう内容の全てをセリフにせず、観客に想像させる感じの演出も良かったです。全て言葉にされてしまうと解釈が一つになってしまってつまらないですしね。

そして短時間でカツラを取りかえ羅刹に変わる演出、あれはどんな仕組みになっているのかすごく気になりました。あの短時間でカツラを取りかえた上に激しいアクションをしていて、取れないかハラハラしながら見てました笑

 

そして殺陣のクオリティーも高い!!刀ステオタクなので和田さん、中河内さん、輝馬さん、椎名さんの殺陣がすごいことは知っていましたが(後一応あんステで樋口くんの剣舞が綺麗なのは見てました)、みんな上手いですね...迫力ありすぎて途中呼吸が止まってました笑

今回初めて見たキャストさんたちの殺陣もとても綺麗でした。これからも期待。

 

ちょっと気になったのがダンス。千景なぜバラードで踊った?というか全体的に千景踊る必要ある?

キャラによっては明らかに踊ると不自然な人もいるのに振り付けがあったのは正直いらなかったのではと思いました。もちろん新撰組のと楽しいシーンなどは振り付けがあっても楽しいと思うしなんなら中河内さんのダンスは見たいけどやっぱり千景としてのダンスは見たくなかったです笑

 あともう1つ、新選組の舞台で英語の歌詞はやめて欲しいかな…😅

 

以上、本当にクオリティの高い素敵な作品でした。

薄桜鬼シリーズ何作品か初めの方から見ているのですが、この作品が今のところ1番クオリティが高くて好きです。またほかの作品のレポも機会があったらあげようと思います。

 

以下個人個人の感想を一部。

 

個々の感想(一部)

 ちょっと正直に書いてるかも

 

風間千景/ 中河内雅貴さん

長くなります笑

 

→いやー流石すぎて…ダンス(これは先程書いたように少々納得いってませんが笑)、歌、そしてもちろん演技まで完璧でした。おそらくこのミュージカルシリーズをはじめから見ている人は初代の方の作り上げた千景とは結構違う千景なので違和感があったのかもしれませんが(はじめの方から見ている友人曰く)、この作品からみた私は何も考えずに「うわーこの人かっこいい...」となりました。

 

歌に関して、もともと歌声は高めの人だなと言う印象でしたがこんなにも高いキーの曲を綺麗に歌える人だとは思っていませんでした。ラストの「♪薄桜鬼だーー」のところはなるほどそう言う意味なのかと言う感情をはるかに上回って「うわーうまーーーーーー!!」となりました。

 

あとお芝居もすごい、まばたきをあまりせずに持ち前の目力を存分に発揮してらして...かっこよかったです本当に。なんでしょうあのなんとも言えない威圧感、この人には絶対勝てないな感が佇まいだけ伝わるなんてすごいです。

 

キスシーンもね...エロすぎて... 2.5次元舞台っていわゆるリアコ民の多い界隈なので男女のキスシーンなんてないだろうって思って油断してました。そこに来た大人のキス...しんどいやばいかっこいい(以下略)って感じで語彙力を喪失させながら食い入るように見てしまいました笑

あと私中河内さんの口元好きなんですよね(どうでも良いオブザイヤー)

 

そして殺陣が相変わらず素晴らしい。美しさももちろんなのですが何より一振り一振りの攻撃が重そう、あれで切られたらひとたまりも無いなって言う風に見えました。そう言う風に感じたのはいつかの舞台で見た久保田秀敏さんぶりでした(あれっ仁王雅治...?*3 )。刀をビュンビュン振り回す剣舞のような殺陣も大好物なのですがこう言うリアルな殺陣も最高ですね...

一番印象的だったのが千鶴が鬼であることに気づいた瞬間の殺陣。向かってくる沖田に一度も視線を向けることなく「あくまで目の前の雪村千鶴にしか興味がなくなった」と言うことがよく見て取れて好きですすごく。

 

あとはバクステのギャップ笑 明るくていい人なんだろうなと言うのが節々から見て取れてギャップ萌え😂

どこを取っても最高の主演でした!

 

 

雪村千鶴: 本彩希帆さん

→初めて見る方でした。お芝居も自然で歌声も可愛らしくてかつ力強くてとても素敵でした。まだ割と新人だろうにこの演技力と歌唱力はすごいなと思いました、またどこかでお芝居が見てみたいです。あと千景さんとの身長差が絶妙で良い笑

ラストのシーンの千景のセリフを受けての反応がかわいい。

 

 

土方歳三: 和田雅成さん 

→どうしても私の中でへし切長谷部のイメージが強い和田さん。笑 歌っているところを見たことがなくて超勝手に歌はあまり得意では無いのかな...?と思っていたので(これは本当に偏見でしたごめんなさい)、歌唱力の高さに驚きました。期待値が低かった分驚きがすごかった

殺陣と演技はさすがですね、土方さんってこんなに面白くていいのか?笑、っていうシーンもちょっとありましたが最後の土方VS千景のシーンは本当に感動しました。

 

 

沖田総司:山﨑晶吾さん

→このかたも初めてお目にかかりました。え、めっちゃ良く無いですか?もっといろんなものに出て欲しい...!沖田総司のクールでちょっと上から目線な感じがすごく伝わってきてめちゃくちゃ好みな沖田総司でした。ニヤッとする感じとか顔の角度とか本人なの?本人見たことないけど。

あと殺陣がとても綺麗、早い!!あんな激しい殺陣をしながら歌って、さらにこのキャラに関しては咳き込まないといけないので本当にきついと思います。すごい...

今年も彼が沖田総司と聞いて大歓喜です。それくらいハマってました。

 

 

藤堂平助樋口裕太さん

→個人的にはあんステぶりでした。ダンスと歌は安心安定。演技も藤堂平助のイメージに合ってて好きでした。ただ歌が(上手なのですが)一貫してアイドルっぽい歌い方なので山南さんとはちゃめちゃに切られるシーンでの山南さんの苦痛感溢れる歌い方の次にきたアイドル歌唱はずっこけてしまいました😅(後半部分は素敵でした!)でも全体的にはこの人が出てくると場面が明るくなって良いなーと言う存在でした!

 

 

山南敬助: 輝馬さん

→私が好きな舞台にはだいたい出ている輝馬さん。やっぱり今回も好きでした笑 なんでこの人はこんなに目が死んでるメガネクールキャラが似合うの!?もう私はあなた以外のメガネキャラキャスティング以外考えられないよ!?ってなるくらいのレベルMAXな似合い具合。今回もやっぱり頭良さそうでクールでそれでいて目が死んでいて...本当に素敵。

*4

 

一番印象的だったのはやはり変若水を飲むシーン。冷静に歌っている時の歌唱力はさすが。この時も目が死んでて良いな...って思っていたのですがその後の狂い具合が本当に狂ってた...叫び声から歌声に変わることって可能なんだ、ってなりました。このミュージカルで一番引き込まれたシーンでした。

ラストのヤイサ!での微笑みながらの歌唱にギャップ萌え。そしてやっぱり歌がうまい!

出てくるたびに好き...ってなる山南さんでした。

 

 

不知火匡: 末野卓磨さん

→(忍ミュで見ていたはずなのですが)ほぼ初めてお目にかかりました。めっちゃアクションがかっこよくて、飛び蹴りとかワイヤーでつられてるのかと思うくらい高くてびっくりしました。長髪のさばき方も綺麗でゆらゆらしてる感じなのに決めるとことは髪を振り乱して戦っていてめちゃくちゃかっこよかったです。

後歌声がかっこ良い。鬼たちが連続して出てきて歌うシーンの歌唱がかっこ良すぎて思わずまき戻しました笑

 

 

その他キャストで思ったことちょっとずつ

・兼崎さんが出てくるとやっぱり安心するんです。安心安全

・赤澤くんのクールな役初めてで新鮮だった、笑顔のない役もかっこよかった

・椎名さんの身のこなしはさすが、羅刹になってしまった時のシーン泣けました

・岸本さん初めて見たけど歌うまっ

 

以上です笑

 

 

 まとめ

 

今一度映像を見ながら書いていたのですが、夢中のなって記事を書いていて気づいたら本編終わっていました笑 それくらい書きたいことがたくさんある素敵な作品です。

次回作が生で見られなくなってしまったのは残念ですが、いつかこのシリーズを生で観劇できる日が来ることを願って他の作品も見たいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:中河内さん、輝馬さん、樋口くんetc

*2:グランドミュージカルを見ている時はそのようなことは考えないのですがやはり2.5は若手が多いと言うこともありいつも心配しながら見ています😅

*3:テニミュより

*4:目が死んでいるは私の中で褒め言葉です笑

観劇できない今何をしよう

こんにちは。

最近「不要不急の外出を控える」という事を初めてしているためはてなブログと仲良くなってきています管理人です笑

 

今の状況についてつらつらと

 

新型コロナウイルス…ここまでオタク生活、日常生活、そして経済全体に影響を及ぼすものだとは1ヶ月前の私は思っていませんでした。

その影響で管理人は現時点で既に3つの舞台作品の観劇が中止となってしまいました。

 

管理人が観劇予定だった舞台

・ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

・ミュージカル 『WEST SIDE STORY』  *1

・ミュージカル 『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇  *2

 

 ↓アナスタシア観劇の後近くを通ったので写真だけ撮ってきました、観劇するはずだった

ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

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3月前半の期間限定の活動自粛要請の期間に半年前から楽しみにしていた舞台の*3公演中止が決まった時は本当にショックでしたし、正直心の中では「ああやっぱりこういう時はエンタメからまず切り捨てられていってしまうのだな、カラオケやパチンコ屋さん、居酒屋の方がよほど危ないのに」と感じてかなりショックだったのを覚えています。

 

しかし二週間も経たずに今の現状になり、ツイッターのTLは舞台やライブの公演中止、延期の連絡、映画の公開延期のニュースで溢れてしまっています。

はじめはなんとしてでも舞台に行きたい!と思っていた管理人も流石に自分の周辺の人々への影響を考え、行きたいとも思えなくなってきました。

劇場など大量の人間が集まる密閉空間が危険というのももちろんですし、役者さんたちが舞台上で大きな声で声を出したり抱きしめ合ったりキスをしたりしているのを見ると不安で、心配で仕方なくなります。もはや役者さんの健康のためにも公演中止にしてあげてほしい...(助成金さえ出れば)

 

しかし必死に稽古を重ねてきたであろう役者さんたちの気持ちを考えると、そんな簡単に納得できるような話ではないだろうな...と胸が痛みます。

 

誰か一人の意見が正しいということもないでしょうし私もあまり強く意見を言うつもりはありませんのでこれくらいで終わりにします。

一刻も早く、平和な日常が戻ってくることを祈っています...

 

家にいるからこそ

何が言いたくてこの記事を書いたかと言うとここから先の内容になります笑

 

いくらコロナが怖いとはいっても何もせずに家にいるだけでは息が詰まってしまいますね💦

何をしようかなーと考えたときに、やはり一番最初に思いついたのは

 

「そうだ、これを機に今まで見れなかった舞台の映像を観よう...!」

 

でした。めちゃくちゃ普通ですね笑 

と言うことでいろんな過去作品を見たり見返したりしています。本当に無限かと思えるほど時間があるので何度か繰り返し見たり、気になったシーンを巻き戻して見たりしています。

 

通常とは違う観劇レポになってはしまいますが、映像で見た過去作品の感想として、今後もレポを上げていきたいと思います。

それで素敵な作品が少しでも多くの人に広がるといいなーなんて思ったりして。

 

ひとまずミュージカル『薄桜鬼』の過去作品を見て胸熱になっているので記事を書こうと思います。😂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:いずれも管理人の観劇予定日が中止になっただけなので公演自体はありました

*2:今の所配信はしてくださるそうです、観ます

*3:十二夜なので結局観れたわけなのですが

ミュージカル『アナスタシア』観劇

ミュージカル『アナスタシア』観劇してきました。


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公演概要

 

 ミュージカル『アナスタシア』

↓公式サイト

www.anastasia-japan2020.jp

 

観劇日: 3月27日マチネ*1

劇場: シアターオーブ

脚本: テレンス・マクナリー

音楽: ステファン・フラハティー

作詞: リン・アレンス                     (敬称略)

 

キャスト

アーニャ: 木下晴香 

 ディミトリ: 内海啓貴

グレブ: 山本耕史

ヴラド: 石川禅

リリー: 堀内敬子      他            

                               (敬称略)

 

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全体感想 

ネタバレ注意

 

 

ディズニープリンセス系のお話が好きなのでかなり好きなストーリーでした✨

 

装置に関して、紗幕に映るプロジェクションマッピング銀河鉄道ぶりだったのですがやはりとても立体的に見えてとても好みです笑 また、背景の風景を細かくプロジェクションマッピングで切り替え、手前の二本の柱にも映像を映していました。さらにその柱の周りの床面ごと(語彙力なくてすみません...)回転する仕組みになっていて装置転換がスムーズだったのも見ていて面白かったです。以前観劇レポを出したWSSもかなり装置演出が素敵でしたが、こちらもIHIより舞台面が狭いにも関わらず見事な演出だったなーと感動しました。また、背景のほとんどを映像に頼ってはいましたが、大道具もかなり凝っていて、中盤に出てくる列車には本当に驚きました(列車の回転に沿って動く背景にも)。 

 

それから、宮廷からペテルブルクの街並み、パリの風景と多種多様な世界観が描かれていて、その度に色々なアンサンブルさんたちが出てきたのでたくさんアンサンブルさんがいるんだんあという印象を受けていたのですが、カーテンコールを見る限りメインさんと同数くらいの人数で驚きました。一人当たりどれくらいのシーンに出ていたのでしょう... アンサンブルさんたちのキャパと技量に感動しました。

 

また、音楽も良かったです。生演奏でのミュージカルはやはり良いですね...3階席からの観劇だったのでオーケストラに様子も見ることができたのは良かったなと思います。あまり予習せずに行ったので楽曲に関しては製作発表で披露されていた二曲しか知らない状態だったのですが、どれもすごく良い曲で感動しました。特にグレブのstillという曲、とても引き込まれました。今から海外版のサントラ探してみようと思います笑

 

全体的に本当に素敵なミュージカルでした、遠くからでしたが見れてよかったなと思います!

 

 

キャストごとの感想(一部)

結構正直に書いています。こちらもネタバレ注意

 

アーニャ:木下晴香さん

→彼女の出演作はロミジュリから大体は見ている筈なのですが(ファントムはチケットが取れませんでした😭)見る度に「何だこの人…!」という感想になってしまいます。こんな短い期間にこんなに人って成長するの!?(上から目線に聞こえたらすみません)どんどん無敵になって行きますね…

 

今回のアーニャは私の中の木下さんの印象にはあまりなかったお転婆な姿、怒る姿など表情や動きがコロコロと変わっていって可愛らしかったし新たな一面が見られた気がしました。以前銀河鉄道の時に歌はよく歌うがお芝居に自信が無いと仰っていた気がするのですが全くそんなこと無かったです。とても素敵なお芝居でした。

忘れた記憶を思い出しそうになる時の演技や歌唱シーンがとても印象に残っています。

 

あとドレス姿が本当に綺麗でした…すらっとしたスタイルによく合うきらびやかなドレスで綺麗すぎて木下さんばかり見てしまいました笑

 

全体的に完璧でした次のミュージカルも見に行きたいと思います。

 

 

 

ディミトリ: 内海啓貴さん

→過去の闇を抱えながらも明るく生きている、という感じで等身大のとても爽やかな青年でした!正直木下さんの回で私が行ける回がこの日しか無かったためこの回にしたので、ディミトリは海宝さんか相葉さんで見たかったなぁと思いつつ行ったのですが、低音部分以外はしっかりとした歌でとても良かったです。(低音部分は聞き取れなかったですが…)アーニャと会った当初の冷たい詐欺師感が印象的。超好きでした!

 

内海くんはミュージカル黒執事、ミュージカル陰陽師で拝見していて、その時はあまり強い印象はなかったのですが今回のディミトリはとても似合っていたのでこれからも機会があれば見てみたいなーと思います!

 

 

 

グレブ: 山本耕史さん

→テレビでしか拝見したことがなく、歌はどうなんだろう…と思っていたのですがとても素敵な歌声でこの日1番の衝撃でした笑 前述したようにstillがこのミュージカルで1番印象に残っているのですが、それは山本さんの歌唱力が想像を遥かに超えて上手かったからというのもあると思います。

また、ごめんなさい正直私は山本さんの演技がこれまであまり好きではなかったのですが、今回は歌が多かったのもあり全く気にならなかったどころかむしろ好きでした笑 また機会があれば別のミュージカルでも拝見したい!

 

 

ヴラド: 石川禅さん

→いやーー本当に安心感…。いつ見てもどこのシーン出てきても安心感しかなくてとても素敵でした。役もとても良い人でこんな親戚欲しいって感じでした(語彙力)。

 

 

 

リリー: 堀内敬子

→この方もテレビでしか拝見したことがなかったのですが元劇団四季の方だったんですね。癖の強ーーい役で2幕以降の活躍が主だったと思うのですがかなり印象に残っています。またダンスも素敵でこんなに綺麗にターンができる人なのか、と驚きました。

ただやはりクセの強い役で歌い方もかなり変えているのかな?という感じだったので、普通の歌声も聞いてみたいなーと思いました。

 

 

 

まとめ

本当に見に行けてよかったなと思いました。とてもクオリティの高いミュージカルで、是非DVD化もしくは再演して欲しいなと思います。というか再演はしそうだなと思います笑  日本のミュージカルのあらたな定番になりそうです…!

 

 

 

 

 

 

 

*1:この日のマチソワが実質の千秋楽となりました。

舞台『十二夜』観劇

 

舞台『十二夜』を観劇してきました。(やっとレポが自分の観劇に追いついてきました😅)

 

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公演概要

十二夜』 

↓公式サイト

12th-night.westage.jp

 

観劇日:3/20、21

会場:本多劇場

原作:ウィリアム・シェイクスピア

上演台本・演出: 青木豪さん

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キャスト

 ヴァイオラ: 前山剛久さん

オーシーノ: 新納慎也さん

オリヴィア: 納谷健さん

セバスチャン: 三好大貴さん

マルヴォーリオ:  坪倉由幸さん

フェステ : 清水宏さん

アントーニオ: 木場允視さん

フェイビアン: 根本大介さん

船長/ヴァレンタイン: 宮澤和之さん

マライヤ: 阿南健治さん

サー・アンドリュー・エイギュチーク: 春海四方さん

サー・トービー・ベルチ: 小林勝也さん

 

 

全体的な感想

ナベプロ主催の十二夜の舞台は前回の池岡亮介くん主演のものも見ていたのですが、セリフはほぼ変更されていないのに、ここまで雰囲気が変わるんだなあと感動しました。いい意味で特にものすごく変わったところがあるわけではなく、それぞれのキャストの方々にそれぞれの魅力があるなーという印象です。ただ、今回の方がベテランの方々が多かったので、自由に遊んでいるかのような楽しいお芝居でした。(私は若手の方々の作った元気いっぱいな面白さ?というのも好きなのでこれもどちらの方が良い、ということはありませんでした。)

もともと前回の十二夜が大好きだったのでまたキャストを変えた十二夜を観劇できたことが本当に嬉しかったです!笑って笑って、最後にうるっときて...最高の舞台でした。

 

↓メルモさんのサイトです。お写真たっぷり✨

news.merumo.ne.jp

 

 

個々のキャストさん達の感想

※正直な感想なので褒めているだけではないです。あとネタバレ注意

 

ヴァイオラ: 前山剛久さん

 →終始可愛かったです... 前回彼が女性役を演じた『お気に召すまま』も観劇していて、その美貌、可愛さは重々承知していたのですが、さらに磨きがかかっていました。初めのドレスでででくるシーンはまるでシシィ...*1男装姿でシザーリオを演じている時も比較的声は高く、そんな可愛くて女の子だってバレない?っていう感じの声高めな青年でした。しかし、面白く決めるところは声を低くしていてその声の高低差に観客みんな笑っていました笑 公爵のモノマネがそっくり🤣それから叫び声が本当に高い私あんな声出せない。「キャッ//」っていう反応がプリンセス。

今回の十二夜で追加されたシザーリオの歌唱シーン。公爵を誘うような歌い回し?なんていうか吐息多めな歌い方と強弱のついたギターetcみたいな感じでとってもセクシーで可愛かったです(可愛いしか言えてない)。

またセバスチャンが亡くなってしまったと信じている時点でのヴァイオラは抜け目のないしっかりとした印象で懸命に公爵に使えているのですが、セバスチャンと出会った瞬間に出る妹感...これがたまらなかったです。あの瞬間の涙が本当に綺麗で感動しました。

その後も他の人が会話をしているシーンでもセバスチャンの隣にべったりくっついていて、ずっとセバスチャンに話しかけているなど細かい妹演出が見られました可愛い。

碓井将大くんのヴァイオラも魅力的でしたが、前山さんのヴァイオラも違う魅力がたっぷりで最高でした!

 

 

オーシーノ: 新納慎也さん

→うわあこの人すごい!!!という感じ。でてくるたびに強烈なインパクトを残していて、引き込まれました。序盤は本当にこんなヤバめな人が公爵できてるの?笑 と思って見ていましたが、後半になるにつれて見えてくるしっかりとした部分とのギャップが最高でした。それからシザーリオに対して抱いてはいけない好意を抱いてしまったかもしれない...という演技が素晴らしかったです。それを悟られないように必死に歌う姿もお茶目すぎてこの舞台で一番笑いました笑 全体的に一番安定していてすごかったです。この方が居なかったらもっとこのお芝居全体の印象が薄くなってしまっていただろうな、というくらいこの方がいて良かった。

 

 

オリヴィア: 納谷健さん

→池岡くんとはまた違った面白さと気持ち悪さが最高でした😂得意のアクションを盛り込んでいたところが1番前回との違い、納谷くんの個性が出ていたところなのかなって思いました。また、彼の演技はほとんど刀ステ*2でしか見た事なく、それがあまり表情筋を動かさない演技だったので、今回の表情豊かな演技は新鮮でした。こんなに細かいお芝居ができる人だったのか…!と感動。またほかのお芝居も見てみたいなーと感じました!

 

 

セバスチャン: 三好大貴さん

→双子であるヴァイオラとは対象的な男らしさと勇ましさ、みたいなのがよく現れていて良かったです。私は前回のセバスチャンを演じた荒井敦史君の演技が好きなのでどうしても贔屓してみてしまうのですが、三好くんのセバスチャンも十分素敵だったと思います。なにより納谷くんの相手だからこそ2人の息の合い方がよく出てました!

 

 

マルヴォーリオ:  坪倉由幸さん

→唯一の前回からの続役。とても楽しみにしていました。前回のものから変わっていないところもあり、もちろん変わっているところもあり。マルヴォーリオ自身が変わったというよりは周りのキャストの変化によってマルヴォーリオが変わっていった、という感じの変化でした。*3序盤の横柄な態度から終盤の被害者への変貌がすごい笑 安定していてとても素敵でした!

 

フェステ : 清水宏さん

→清水さんのフェステは頭の良い馬鹿、見ていてイラッとくる感じでした笑(これめちゃくちゃ褒めてます) 陳内さんのフェステが馬鹿は馬鹿だけど可愛げのある感じだったので見ている時は戸惑っていましたが後から考えるとこちらもこちらで良かったなー...としみじみ思いました。それから歌が渋くて素敵でした。シザーリオの「彼には彼の良さがあります。」というセリフに深く納得。

 

アントーニオ: 木場允視さん

→面白かったです笑 誰よりも大きな芝居でエネルギッシュでした。ごめんなさい面白かった以外の言葉が出てこないです笑

 

フェイビアン: 根本大介さん

→登場シーンのうるささはあまり好きではありませんでしたが(なんか突然のサンシャインみたいな)、その後のシーンは良かったです。後から考えると前回の山田さんのフェイビアンは今回よりは普通に登場してきてえ、本当誰、っていう印象だったのでああいう演出にせざるの得なかったのかなと感じました。

 

船長/ヴァレンタイン: 宮澤和之さん

→強烈。笑 転換のたびに顔を覆い隠してぶりっ子のような動作の人いるなーと思っていたら見事に伏線回収?されました(私の解釈が間違っていなければ)笑  あまりセリフも多くない役だと思うのですが強烈だったので何度も目がいってしまいました。良かったです!

 

マライヤ: 阿南健治さん

→前回の加治さんのマライヤがあまりに強烈で大好きだったので、今回のマライヤはインパクトが薄いなあという印象を受けながら観劇していたのですが、神父様の演技は最高でめちゃくちゃ笑いました笑 ベテランの方が自由に演技をしてる、という感じで素敵でした。

 

サー・アンドリュー・エイギュチーク: 春海四方さん

→こちらもまた強烈。イライラするサー・アンドリューでした。(褒めてますすごく)前回の鈴木さんと違い頭のてっぺんからつま先まで駄目男、そんな印象で面白かったです笑

 

サー・トービー・ベルチ: 小林勝也さん

→何回も台詞を噛んでいたのがお芝居なのかガチなのかがきになるところ...笑 ああ、こういうめんどくさい親戚いるなあという自然なお芝居で素敵でした。個人的には前回のミッキーさんのサー・トービーの能天気さのほうが好きでしたがおそらくこれは完全なる個人の好みです。

 

まとめ

この公演が決まって半年ほど前からチケットをとって楽しみにしていましたが、その期待を裏切らない素晴らしいお芝居でした。昨今の新型コロナウイルスの影響もありこちらの舞台もかなり限定された期間での公演となってしまいましたが(実際私も4回ほどチケットを取り直しました...)、このような暗いニュースにあふれている現実を忘れさせてくれる本当に素敵な空間でした。今のこの時期にこのお芝居を観劇して、エンタメの重要性、素晴らしさをいつも以上に痛感することができました。*4 これ以上に必死に役者さんに感謝の意を伝えたいと思いながら大きな拍手とスタンディングオベーションをしている舞台を見たことがありませんし、私もしたことがありません。

あの時の光景は私の人生の財産になりました。改めて舞台って素晴らしい...!

 

また安心して舞台を観劇することができる世の中に一刻も早く戻ることを願っております。

 

 

 

 

*1:ミュージカル『エリザベート』の主役

*2:小夜左文字

*3:碓井シザーリオよりキャピキャピしている前山シザーリオの悲鳴をいじるみたいな

*4:だから皆さんも観劇行こうね、ということが言いたいわけではないです。管理人もこの時はできる限りの予防策を取り、現在は不要不急の外出を控えております。

ミュージカル『WEST SIDE STORY season2』感想

ミュージカル『WEST SIDE STORY season2』を観劇してきました!

かなり前の記憶となってしまったのでぼんやりとしたレポートにはなりますが少しずつ書いていこうと思います。

 

・公演概要  

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WEST SIDE STORY season2』

観劇日:2月13日 19時~

劇場:IHIステージ アラウンド東京

 

キャスト

トニー : 村上虹郎さん

マリア : 田村芽実さん

アニータ : May.Jさん

リフ : 上口耕平さん

ベルナルド : 廣瀬友祐 さん        他

 

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・全体的な感想

予想していたより30倍は良かったです!日本人が踊るジャズダンスというものを舐めてました… 。また音楽が生演奏だったので音楽にも圧巻されました。生演奏のミュージカルは久々でした。

 

また、360°回転式の劇場というのも初めての経験でしたが、舞台上が広い分シーンの切り替わりがハッキリしていてとても分かりやすかったです。装置演出に関しては今まで見てきた舞台の中でもトップクラスに豪華で本物の町や家に見えました。

 

また、それぞれのキャストさん達のクオリティも高く感動しました。(若干ダンス寄りのキャスティングなのかな?というの感じで歌の滑舌が怪しいところもありましたが全然及第点。)メインのキャストの方々ももちろん素晴らしかったのですが、アンサンブルの方々の技術の高さに支えられている部分も大きいなと感じました。

 

以下、細かいキャストごとの感想です。

(結構正直に書いてあるので理解のある方のみ読んでいただけると嬉しいです。)

 

 ・個々のキャストさんの感想

・トニー : 村上虹郎さん

→若々しいトニーでした。爽やか!ですが歌は声量がなくあまり聞き取れず、演技も間延びしていた印象で、正直あまり私の好きな感じではなかったかな…

 

・マリア : 田村芽実さん

→今回の目当ては田村さんでした。彼女の演技、歌に毎回驚かされていたので今回も楽しみにしていました!歌に関しては、全体的なキーが高かったのかな…?という感じで、いつもよりは歌いづらそうだなという印象でした。しかし演技はやはり最高で、最後のシーンのヒステリックな感じは見ているこちらも背筋がこおりました。これからも色々見に行きたいなと思う存在です!

 

・アニータ / May Jさん

→とても良かったです✨ごめんなさい正直あまり期待はいなかったんです。テレビで沢山拝見する中で、上手いけれどあまり歌に感情がこもらないのかな?と思っていたのですが、今回のアニータを見て印象が大きく変わりました!物凄く声が太くなっていて、感情が歌からもつたわってきました。ダンスもかなり稽古されたんだろうな…という感じで素晴らしかったです。ベルナルドとの大人っぽいカップル演出も素晴らしく、みんな一度は憧れるんじゃないかな、みたいなカップル像でした。これからの活躍にも期待です!

 

・リフ / 上口耕平さん

→存じ上げない方でしたが、ダンスは完璧、歌声も綺麗、演技も難なくこなしていて本当に素敵でした。(一緒に観劇した人もリフが1番よかったと絶賛していました!)なんていえば良いのでしょう…本当に素敵でしたの一言に尽きます。あれほどダンスと歌どちらも一級品の方がいらっしゃるなんて…ミュージカル界安泰だなって感じました。(誰目線😂)

 

・ベルナルド / 廣瀬友祐さん

→今回の私のもう1人の目当てです。歌が素敵なことはそれ以前のミュージカルで十分把握していましたが、あまりダンスの印象がなく…どんなダンスをするんだろう?と気になっていました。結果、あんなに踊れるの!?と予想の遥か上をいかれました😂本当に素敵でした!あと誰よりも姿勢がよく、上から目線な感じも素敵でした。客席前の通路を通るシーンが何度かあったのですが、あまりにもかっこよかったのでドキドキしてしまいました笑笑

 

・まとめ

全体的なクオリティーが本当に高くて、値段分の価値のあるミュージカルだったなと感じました。(昨今のコロナウイルスの影響でまだどうなるかはわかりませんが),

season3もご縁があって観劇できることになったのでそちらのキャストさんたちの公演も楽しみにしています✨

→私の観劇予定日は中止になってしまいました 

 

 

 

舞台『鬼滅の刃』(2/3 ライブビューイング)

原作も見ていて、末満さん脚本ということもありライブビューイングではありますが観劇しました🌷

 

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全体的な感想としては、演出がとにかく良かったです!原作でここはどうするんだろう…と思っていたところも見事に再現していて(若干プロジェクションマッピング乱用かなと思ったところもありましたが)舞台化する面白さみたいなものを感じることが出来ました。黒子の演出めっちゃ好きでした!

ただミュージカル仕様にしたのがちょっと…楽曲も良いしOPEDなどはすごく良かったのですがあまりキャストさんの歌唱力が高くなかったので*1それまでの演技で高まっていた感情が歌うことによってスっ…と冷めてしまいました(あくまで私はです)

せっかく和田さんの音楽だったのでOPなどだけにしてあとはストレートでやってくれたらもっといい感想がかけたかなーと思いました。

※私は普段ストレートよりミュージカルの方が見に行くくらいミュージカルが好きなので耳が厳しくなってしまっているというのもあるかもしれないです😅

 

 

少しずつですがキャストさんごとの感想を書いていこうと思います!↓↓↓

 

・竈門炭治郎/ 小林亮太さん

パタリロしか見たことがなかったのですが、この人の泣き顔本当につられる…炭治郎のthe・好青年!みたいな雰囲気をものすごく上手く表現してらして感動しました。歌がもう少し上手ければ😢

 

・竈門禰豆子/ 高石あかりさん

→鬼となった禰豆子の表現が凄まじくて…アクションも綺麗だしそのあとの大人しくなった(?)禰豆子の表現も面白かったです。歌もなかったのでお芝居だけで禰豆子を見れて満足でした、そして可愛い!笑

 

・我妻善逸/ 植田圭輔さん

→キャストが出た時から絶対似合うだろうなーと思って待ってました笑 結果期待よりさらに良くて、理想の善逸君でした😂 2次元だからこその大騒ぎ感を見事に再現されていて、ブリッジしだした時にはもう笑いが止まりませんでした好きです笑

 

・嘴平伊之助/ 佐藤祐吾さん

→アクションも体つきも2次元かと思いました。良かったです。アニメのような動きが面白かったです😂

 

・冨岡義勇/ 本田礼生さん、鱗滝左近次/高木トモユキさん

→まさかこの2人か面白い感じになるとは思っていませんでしたが面白かったです😂笑止千万のイメージがすごい。鱗滝さん最後までお面外さずにカテコハケまであの姿だったのめっちゃ良かったです。

 

・珠世/ 舞羽美海さん

→歌が上手い…1人だけ声量が凄いのかそーゆー声質なのかわからないですけど耳がキーーン!ってなりました笑 それくらいすごかったです笑 ミュージカル『陰陽師』を見ていたので期待値大でしたが期待通りでした!

 

・愈史郎 / 佐藤永典さん

→さとちゃん!ありがとう!笑笑(語彙力)めちゃくちゃ可愛らしい愈史郎くんで、可愛げのある性格のひん曲がり具合を上手く表現なさってました!笑 正直全キャストの中で記憶残ったtop3には入りました✨

 

・鬼舞辻無惨 / 佐々木喜英さん

→正直この役をヒデ様がやるというのが出た時点で見に行こうと決めてました笑 それくらい私にとって理想のキャスティングでした!いやもう…ほんと流石としかいいようがない…立ってるだけで怖いしちょっと動くとエロいし…笑活動再開後初めてヒデ様の活躍を見たのですが、元からうまかった歌がさらに上手く、特にビブラートが強化されててこの人はどこまで登っていくんだろ…となりました。この人が舞台全体の完成度を上げていたのは間違いないと思います。カテコ捌けるまで1度も笑わなかったのも無惨らしくて最高。鬼舞辻無惨推しになりそうで怖いです。😂でも(これは別にヒデ様の問題ではないですが)鬼舞辻無惨ソロ曲は正直…セリフでやって欲しかった…歌を聴けたのは嬉しいけどあそこはセリフでもっとシリアスにやって欲しかったなと思っちゃいました。

 

・   ・   ・

全体的に鬼滅の面白いストーリーに末満さんぽさが加わって面白かったです!(opとか特に笑)

とりあえず鬼舞辻無惨最高👍

 

 

*1:珠世様、無惨様はお上手でした。