ミュージカル『薄桜鬼 志譚』風間千景 篇 を見たら沼だった
前回の記事で書いたように、この作品を映像で見て衝撃を受けたので語りたいと思います。
公演概要
ミュージカル『薄桜鬼 志譚』風間千景 篇
公演期間: 2019年4月5日〜21日
原作: オトメイト
演出: 西田大輔
脚本: 毛利亘宏
主催: マーベラス
↓公式サイト
キャスト
風間千景: 中河内雅貴
雪村千鶴:本西彩希帆
土方歳三:和田雅成
沖田総司:山﨑晶吾
斎藤一: 赤澤燈
原田左之助: 水石亜飛夢
山南敬助: 輝馬
永倉新八: 岸本勇太
山崎烝: 椎名鯛造
天霧九寿: 兼崎健太郎
不知火匡: 末野卓磨
雪村綱道: 河本裕之 ( 敬称略)
【公式HP公開&メインKV・公演日程発表!】
— ミュージカル『薄桜鬼』 (@m_hakuoki) 2018年12月27日
ミュージカル『薄桜鬼 志譚』風間千景 篇
東京:2019年4月5日(金)~11日(木)日本青年館ホール
関西:2019年4月18日(木)~21日(日)京都劇場
詳細は公式HPからもご覧いただけます。https://t.co/9mFGNYw9CR#薄ミュ #薄桜鬼 #志譚 pic.twitter.com/MUakbpXOYn
鑑賞しようと思ったきっかけ
もともと今年公演予定だった最新作を観劇する予定でした。なので予習も込みだったのですが、そのほかにも
・新撰組好き
・主演中河内雅貴!これは絶対良いやつ
・知っているキャストさんだいたい歌上手い印象*1
・ミュージカル好き
・日本史もののミュージカル見たことないしこのキャストなら結構歌唱力も安心できるのでは?
と言う感じでミュージカル薄桜鬼の中でも色々私のみたいものの条件が揃っているのがこちらの作品でした。結果沼りましたね😂
↓一応DVDのリンクを
全体感想
ネタバレ注意
いや何これ、クオリティー高っ...2.5次元ミュージカルと括られる作品の中でここまで曲数が多いのに苦痛じゃない、むしろ心地よかったミュージカル作品はミュージカル『黒執事』シリーズ以来でした...
(実は生執事オタクです。ここで語ると長くなるのでまた別に記事出します)
ここまで曲数が多いとは思っていませんでした。1キャラクターにつき1曲、メインキャラはもう何曲か、程度だと思っていたらほぼ歌っていました笑 ですが、誰一人として聞いていられない歌唱力の人がいなかったと言うのもすごいですね。*2 特に上手い!と思ったのはやはり中河内さんと輝馬さんでした。この二人の歌はもはや永遠に聴いていたい。
また、いわゆる悪役である風間千景に焦点を当て、そちら側から見ると風間にも風間の正義がある。みたいなストーリー胸熱ですね...私が良いなと思う俳優さんたちはみんな悪役やりがちで、それきっかけで悪役の視点に立ってこの人がなぜ「悪役」になったのか、と言うことを考えるのが好きになってしまったのですが、そう言う点でこのストーリーは最高でした。別に風間そんな悪くないじゃん!笑
好きだなーと思う舞台の脚本が後から調べるとだいたい毛利さんか末満さんなのですが今回も後から調べたら毛利さんでした笑 乙女ゲーム原作で女の子を出してここまでうまくまとまるってすごいですね...
また、ひらひらと落ちる桜の花びらの演出も素敵でした。「まるで桜のように儚く散りゆく正義に生きた武士たち」というのを言葉なしに表現する(セリフで言ってたかな?言ってたらすみません)、なんてお洒落なんだろう...
後最後のセリフ!なんなんあれ!?急にキュンとさせるな千景さん!そしてその後千鶴ちゃんが何か言う前に幕下ろすのが最高!!!
って言うのの他にも(笑)伝えたいであろう内容の全てをセリフにせず、観客に想像させる感じの演出も良かったです。全て言葉にされてしまうと解釈が一つになってしまってつまらないですしね。
そして短時間でカツラを取りかえ羅刹に変わる演出、あれはどんな仕組みになっているのかすごく気になりました。あの短時間でカツラを取りかえた上に激しいアクションをしていて、取れないかハラハラしながら見てました笑
そして殺陣のクオリティーも高い!!刀ステオタクなので和田さん、中河内さん、輝馬さん、椎名さんの殺陣がすごいことは知っていましたが(後一応あんステで樋口くんの剣舞が綺麗なのは見てました)、みんな上手いですね...迫力ありすぎて途中呼吸が止まってました笑
今回初めて見たキャストさんたちの殺陣もとても綺麗でした。これからも期待。
ちょっと気になったのがダンス。千景なぜバラードで踊った?というか全体的に千景踊る必要ある?
キャラによっては明らかに踊ると不自然な人もいるのに振り付けがあったのは正直いらなかったのではと思いました。もちろん新撰組のと楽しいシーンなどは振り付けがあっても楽しいと思うしなんなら中河内さんのダンスは見たいけどやっぱり千景としてのダンスは見たくなかったです笑
あともう1つ、新選組の舞台で英語の歌詞はやめて欲しいかな…😅
以上、本当にクオリティの高い素敵な作品でした。
薄桜鬼シリーズ何作品か初めの方から見ているのですが、この作品が今のところ1番クオリティが高くて好きです。またほかの作品のレポも機会があったらあげようと思います。
以下個人個人の感想を一部。
個々の感想(一部)
ちょっと正直に書いてるかも
風間千景/ 中河内雅貴さん
長くなります笑
→いやー流石すぎて…ダンス(これは先程書いたように少々納得いってませんが笑)、歌、そしてもちろん演技まで完璧でした。おそらくこのミュージカルシリーズをはじめから見ている人は初代の方の作り上げた千景とは結構違う千景なので違和感があったのかもしれませんが(はじめの方から見ている友人曰く)、この作品からみた私は何も考えずに「うわーこの人かっこいい...」となりました。
歌に関して、もともと歌声は高めの人だなと言う印象でしたがこんなにも高いキーの曲を綺麗に歌える人だとは思っていませんでした。ラストの「♪薄桜鬼だーー」のところはなるほどそう言う意味なのかと言う感情をはるかに上回って「うわーうまーーーーーー!!」となりました。
あとお芝居もすごい、まばたきをあまりせずに持ち前の目力を存分に発揮してらして...かっこよかったです本当に。なんでしょうあのなんとも言えない威圧感、この人には絶対勝てないな感が佇まいだけ伝わるなんてすごいです。
キスシーンもね...エロすぎて... 2.5次元舞台っていわゆるリアコ民の多い界隈なので男女のキスシーンなんてないだろうって思って油断してました。そこに来た大人のキス...しんどいやばいかっこいい(以下略)って感じで語彙力を喪失させながら食い入るように見てしまいました笑
あと私中河内さんの口元好きなんですよね(どうでも良いオブザイヤー)
そして殺陣が相変わらず素晴らしい。美しさももちろんなのですが何より一振り一振りの攻撃が重そう、あれで切られたらひとたまりも無いなって言う風に見えました。そう言う風に感じたのはいつかの舞台で見た久保田秀敏さんぶりでした(あれっ仁王雅治...?*3 )。刀をビュンビュン振り回す剣舞のような殺陣も大好物なのですがこう言うリアルな殺陣も最高ですね...
一番印象的だったのが千鶴が鬼であることに気づいた瞬間の殺陣。向かってくる沖田に一度も視線を向けることなく「あくまで目の前の雪村千鶴にしか興味がなくなった」と言うことがよく見て取れて好きですすごく。
あとはバクステのギャップ笑 明るくていい人なんだろうなと言うのが節々から見て取れてギャップ萌え😂
どこを取っても最高の主演でした!
「薄」紅色の「桜」が美しく満開の華を咲かせ人々に涙と笑顔の胸いっぱいな熱い気持ちを「鬼」と新撰組の「志」す誠がそれぞれに全う出来た 「譚」でした。皆様の応援の「風 」を受けて心と身体の「間 」に 何「千」何万もの素敵な輝きを頂戴し、舞台上から観る「景」 色は格別なものでした。エッ篇。 pic.twitter.com/9UwWWkYicl
— 中河内雅貴 (@aminoMASAvital) 2019年4月22日
雪村千鶴: 本彩希帆さん
→初めて見る方でした。お芝居も自然で歌声も可愛らしくてかつ力強くてとても素敵でした。まだ割と新人だろうにこの演技力と歌唱力はすごいなと思いました、またどこかでお芝居が見てみたいです。あと千景さんとの身長差が絶妙で良い笑
ラストのシーンの千景のセリフを受けての反応がかわいい。
ブログ更新しました🌸#本西彩希帆https://t.co/5kjANKXesL pic.twitter.com/7L3xs3LzoQ
— 本西彩希帆 (@sakiho_46) 2019年4月24日
土方歳三: 和田雅成さん
→どうしても私の中でへし切長谷部のイメージが強い和田さん。笑 歌っているところを見たことがなくて超勝手に歌はあまり得意では無いのかな...?と思っていたので(これは本当に偏見でしたごめんなさい)、歌唱力の高さに驚きました。期待値が低かった分驚きがすごかった
殺陣と演技はさすがですね、土方さんってこんなに面白くていいのか?笑、っていうシーンもちょっとありましたが最後の土方VS千景のシーンは本当に感動しました。
やっと。https://t.co/V9u41NkyF0
— 和田雅成 (@masanari6) 2019年5月10日
5月13日22時〜
和田雅成チャンネル「りんりんのたこ焼き屋さん」
開店いたしますhttps://t.co/jKpmvMlHei pic.twitter.com/tgeSMaJOpS
沖田総司:山﨑晶吾さん
→このかたも初めてお目にかかりました。え、めっちゃ良く無いですか?もっといろんなものに出て欲しい...!沖田総司のクールでちょっと上から目線な感じがすごく伝わってきてめちゃくちゃ好みな沖田総司でした。ニヤッとする感じとか顔の角度とか本人なの?本人見たことないけど。
あと殺陣がとても綺麗、早い!!あんな激しい殺陣をしながら歌って、さらにこのキャラに関しては咳き込まないといけないので本当にきついと思います。すごい...
今年も彼が沖田総司と聞いて大歓喜です。それくらいハマってました。
藤堂平助: 樋口裕太さん
→個人的にはあんステぶりでした。ダンスと歌は安心安定。演技も藤堂平助のイメージに合ってて好きでした。ただ歌が(上手なのですが)一貫してアイドルっぽい歌い方なので山南さんとはちゃめちゃに切られるシーンでの山南さんの苦痛感溢れる歌い方の次にきたアイドル歌唱はずっこけてしまいました😅(後半部分は素敵でした!)でも全体的にはこの人が出てくると場面が明るくなって良いなーと言う存在でした!
ブログ更新しました。
— 樋口裕太 (@higuchi24yuta) 2019年4月22日
「ミュージカル薄桜鬼志譚風間千景篇」https://t.co/0NmJCoWw4G
想いを書きました。
楽しかったな。
ありがとう。 pic.twitter.com/HKguuRv0ZM
山南敬助: 輝馬さん
→私が好きな舞台にはだいたい出ている輝馬さん。やっぱり今回も好きでした笑 なんでこの人はこんなに目が死んでるメガネクールキャラが似合うの!?もう私はあなた以外のメガネキャラキャスティング以外考えられないよ!?ってなるくらいのレベルMAXな似合い具合。今回もやっぱり頭良さそうでクールでそれでいて目が死んでいて...本当に素敵。
一番印象的だったのはやはり変若水を飲むシーン。冷静に歌っている時の歌唱力はさすが。この時も目が死んでて良いな...って思っていたのですがその後の狂い具合が本当に狂ってた...叫び声から歌声に変わることって可能なんだ、ってなりました。このミュージカルで一番引き込まれたシーンでした。
ラストのヤイサ!での微笑みながらの歌唱にギャップ萌え。そしてやっぱり歌がうまい!
出てくるたびに好き...ってなる山南さんでした。
薄桜鬼
— 輝馬 (@teruma_0606) 2019年4月11日
東京千秋楽ありがとうございました
次は京都へ出陣でございます。
全身全霊で臨みますぜ! pic.twitter.com/pnhYakUq9g
不知火匡: 末野卓磨さん
→(忍ミュで見ていたはずなのですが)ほぼ初めてお目にかかりました。めっちゃアクションがかっこよくて、飛び蹴りとかワイヤーでつられてるのかと思うくらい高くてびっくりしました。長髪のさばき方も綺麗でゆらゆらしてる感じなのに決めるとことは髪を振り乱して戦っていてめちゃくちゃかっこよかったです。
後歌声がかっこ良い。鬼たちが連続して出てきて歌うシーンの歌唱がかっこ良すぎて思わずまき戻しました笑
ミュージカル『薄桜鬼 志譚』風間千景 篇
— 末野卓磨 (@sueno0724) 2019年4月5日
無事に初日を終えました。
ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございます‼️
風間千景主役の物語、堪能して頂けるように明日も全力で挑みます💪
ご来場お待ちしております。 pic.twitter.com/TJ2mGhrFFZ
その他キャストで思ったことちょっとずつ
・兼崎さんが出てくるとやっぱり安心するんです。安心安全
・赤澤くんのクールな役初めてで新鮮だった、笑顔のない役もかっこよかった
・椎名さんの身のこなしはさすが、羅刹になってしまった時のシーン泣けました
・岸本さん初めて見たけど歌うまっ
以上です笑
まとめ
今一度映像を見ながら書いていたのですが、夢中のなって記事を書いていて気づいたら本編終わっていました笑 それくらい書きたいことがたくさんある素敵な作品です。
次回作が生で見られなくなってしまったのは残念ですが、いつかこのシリーズを生で観劇できる日が来ることを願って他の作品も見たいなと思います。